突然、小松左京さんが亡くなったニュースが飛び込んできました。
享年80歳とのことで、「ああ、そんなお年だったんだ」と思いました。
小松さんの小説を、むさぶるように読んだのは中高大学生のころです。
日本沈没や復活の日などの長編、くだんの母などの短編、ともかく新作が発売されるとすぐに本屋に駆け込むくらい、好きだった。
実家の自分の部屋の本棚には、いまでもそれらの本がうずくまっています。
斬新なアイデア、圧倒的な知識力、江戸小話を彷彿とさせる情緒性、ともかくどれもこれも面白かった。
多分、もっとも影響を受けた作家さんです。
もう少しして、自由な時間が持てるようになったら、また本棚からホコリを払いながら小松さんの本を引っ張り出して、じっくり読んでみたい。
安らかにお眠りください、合掌。