今年は4年に1度のうるう年ですね

1582年にローまで制定されたグレゴリオ暦(ローマ教皇・グレゴリウス13世が制定したので、こう呼ばれている)は4年に1度、うるう年(閏年)として1日日にちを追加します。
地球が太陽の周りを回る公転周期(約365.242199日)は、365日と約6時間になります。
だから、4年たつと1日分余計に回ることになる。そこで閏年を決めて1日だけ追加するんですね。
世界のほとんどの国がグレゴリオ暦を採用しています。だから世界中で今月は29日がカレンダーにあるわけですね。
うるう年生まれの人は4年に1度しか誕生日が来ないので、いつまでも若くっていいね、とは冗談でよく言うことですが、これ法律的にはどうなっているんでしょう。
いろいろ調べたら、民法第143条が暦による期間の計算を規定した法律で、
1)週、月又は年によって期間を定めたときは、その期間は、暦に従って計算する。
2)週、月又は年の初めから期間を起算しないときは、その期間は、最後の週、月又は年においてその起算日に応当する日の前日に満了する。ただし、月又は年によって期間を定めた場合において、最後の月に応当する日がないときは、その月の末日に満了する。
となっています。
簡単に言うと「応当する日の前日に満了する」となっていますので、29日生まれの人は2月28日が終了する地点で1歳年を取ることになりますね。
この規定で考えれば、1月1日生まれの人は12月31日の夜12時を過ぎた時点で1歳年を取る、1月1日が過ぎた時点ではないことに注意です。
よく、笑い話でお金を借りるときの借用書に返済日を平成21年2月29日(実際は28日まで)などとしたら、そんな日にち無いんだから金を返さなくても良い、というのがあります。
でも、民法第143条に「最後の月に応当する日がないときは、その月の末日に満了する」とあります。
つまり、平成21年2月29日が無くても、返済は2月28日にしろ! ってことですから、この辺の日付をごまかす詐欺は成立しませんね。
実際に2月29日生まれに人は、誕生日をいつ祝ってもらっているんだろう。
2月28日、それとも3月1日かな。
うるう日の人がいたらおしえてください。

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