リモートコントロールソフトについて

Skypeの話に続きますが、遠隔地から自分のパソコンを利用しようという話です。
私のクライアントから、次のようなことが出来ないか相談がありました。
(1)お店のパソコンを他の場所から操作したい
(2)当然、操作しているパソコンでメールの送受信をしたい
(3)各種の管理ソフトも動かしたい
(4)海外出張もあるので、海外からも操作できればベスト
以上のご要望です。(このクライアントはネットショップもやっておられる)
この話があって、すぐに思いついたのが「リモートコントロールソフト」です。
早速、ネットで検索すると
SymantecのpcAnywhere
LAPLINK 12 BB / LAPLINK 12 などが出てきました。
pcAnywhereなど、懐かしいソフトです。インターネットではなくパソコン通信をやっていたときからある定番ソフトといえます。
それで色々調べましたが、実はクライアントの要求を満たしていないことがわかりました。
難しい話は省略しますが、簡単に言うと本社にあるパソコンと営業所にあるパソコンのように、動かないというか動かせないパソコン同士ではリモートコントロールが出来ますが、出張など外へ出る機会にノートパソコンなどを持っていって、インターネット接続環境があるホテルなどで使うという事が出来ないのです。
ネット接続する際のモデム、ルーターのポートを指定してオープンにしてやらないといけないようです。自社のパソコン環境であれば管理者に依頼するだけで済む話ですが、いちいちホテルのネットワーク管理者に、これを依頼するとなると多分OKとはいわないでしょう。
それで、クライアントの相談はペンデングにしていたのですが、先日ネットで面白いものを見つけました。
Logmein(ログミーイン)というものです。
これだと、クライアントの要望が100%満たされそうです。
そこでものは試しと、試してみました。
ホスト機の画面
これが実写??の画面です。
自宅のパソコンから事務所のパソコンを見ているところです。メーラーを起動してメールの受信をしているところです。直接操作をしている自宅のパソコンからメールの送受信をやっているようで、まったく違和感がありません。
無料版があるので、インストールしてみました。
LOGMEINのサイトは、日本語化(ページの一番下の日の丸マークがある)されていますのでインストールは簡単です。
インストール
緑のボタンをクリックしてfree版のインストールを開始します。
メールアドレスの入力
メールアドレスとパスワードを入力して「アカウント作成」をクリック
コンピュータの作成
コンピュータを追加をクリック
JAVA
LOGMEINのJAVAアプリケーションがダウンロードされます
インストール開始
後は画面にしたがって「次へ」ボタンをクリックしていくだけ
ここでおさらい!! リモートコントロールはホスト機とクライアント機に分かれます。当然、コントロールされるほうがホストになりますので、ここを勘違いしないようにしましょう。
会社あるいは事務所のパソコンがホスト機になるはずですので、LOGMEINをインストールするのはホスト機にするほうです。間違って持ち運びするノートパソコンなどにインストールしないように。
ホスト機にはLOGMEINのJAVAアプリケーションがインストールされます。
ファイアオール
Windowsではファイアオールが自動的にチェックしにきますので、このJAVAアプリケーションつまりLOGMEINが通信できるように「解除」してください。
また、LOGMEINのインストール中に「アクセスコード」を設定します。この「アクセスコード」はログインするときのメールアドレスやパスワードとは別です。
遠隔地でホストに接続するには、インターネットにアクセスできる場所でIEなどのブラウザでLOGMEINのサイトで、ログインするメールアドレスやパスワードを入力します。
ログイン画面
コントロールしたいパソコン名が表示されますので、クリックすると「アクセスコード」を聞いて来るようになっています。
この「アクセスコード」は非常に重要です。例え、ログインするメールアドレスやパスワードが盗まれても「アクセスコード」が盗まれない限りホスト機が乗っ取られることはありません。アクセスコードの管理には充分気をつけてください。
このLOGMEINの無料お試しは30日だそうです。年間の使用料が70$弱であれば企業としては雑費科目で処理できますので安いと思います。

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