昔のオーディオ機器が買えなくなる日

このブログのカテゴリーパソコン日記にも書いていますが、私が大学卒業後に就職したのがオーディオメーカーでした。
ですから、オーディオ機器それも古いアンプやスピーカ、レコードプレイアーには、郷愁とともに未だに強い思い入れがあります。
真空管アンプの暖かさやタンノイスピーカーの低音の響きなど、子供たちが独立して部屋が空いたらオーディオルームを作って日がな一日音に浸っていたい、というのも長年の「夢」でした。
しかし、どうやらそれができなくなりそうな事態になりつつあります。
新電気用品安全法の施行
これによると、安全確認済みマーク「PSEマーク」が付いたものでなければ、たとえそれが中古であろうが新品であろうが販売できなくなる法律だそうです。
いったい、誰がこんなことを考え出したんだ!!!
同法に違反したら「同法に違反した業者は、最大で1億円の罰金を科せられる」たそうです。オーディオ機器の中には20年30年たってもメンテナンスさえ良ければ立派に動くものも多いし、ビンテージ物として驚くほどの高額になっているものもあります。
いずれ余裕が出来たら、昔のマッキントッシュ(パソコンのMacではありませんよ)のアンプを手に入れるぞ!と思っていたのが、この法律でパーになりそうです。
「PSEマーク」の取得はメーカーでなければ駄目なようですから、もうすでに整理や倒産などで無くなったメーカーもたくさんあります。
それでも、製品はしっかり残っているわけで、そのような製品を求めている人も多いはずです。
耐震偽造問題の時の建築確認なんて、役所が全然見ていなかったことがハッキリしているのに、経産省なんて役所の役人が何をフザケタたわ言を言い出すんだ。
確かに、安全で言えば耐久力の落ちた一般家電製品の中古品は安全でないものが出てくるのは仕方ないにしても、きちんと手を入れてメンテナンスできている旧オーディオ製品まで対象にする必要な無いじゃないか。
本当に、久々に怒鳴りたい感じです。
木っ端役人、人の趣味の世界まで首を突っ込むんじゃないよ。
古い製品は、古いなりに大事に使っていくんだから余計なお世話です。
これで、オークションで狙っていた古いオーディオ機器が高騰するのは確実(今のうちに手に入れとくため)で、その意味でも憂鬱です。

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