本当にテレビを見なくなりました

前の記事で「本当に新聞を読まなくなりました」を書いたところですが、よく考えてみるとテレビも見なくなっています。
先週の三連休は、当方はほぼ出勤状態でした。
それでも午前中はゆっくりしましたが、どこに出かけるでもなく誰もいない事務所で仕事をしていました。
家族も家でノンビリしていたようですが、ちょっと気になってテレビをどのくらい見ていたかを尋ねると、これがほとんど見ていないとの返事です。
前は、時計代わりに見てもいないテレビをつけているというのが普通でしたが、最近はテレビを消していることが我が家では普通の状態です。
今までであったら出勤前に見ていたモーニングショーや、帰宅してから見ていたゴールデンタイムの番組なども、ほとんど見なくなっていることに気がつきました。
どのチャンネルを見ても同じようなニュースですし、訳の判らないことを言うコメンテーターのくだらない発言、クイズ番組だらけのゴールデンタイム、吉本の芸人達のバカ騒ぎ番組など...
本当にテレビがつまらないですね。
では、「今までテレビを見ていた時間をどうしているか」なのですが、インターネットであったり、DVDを見たり、あるいは読書をしています。
酒の席で、周りの友人達に聞いても以前ほどテレビは見ていないようです。理由はやはり、面白くないとのことです。
お酒を飲みながらのテレビ談義になりましたが、以前は面白い番組が多かったし、学生時代は学校から帰ってくるとテレビにかじりついてたけどなー、ドリフターズや俺たちひょうきん族、プロ野球も巨人強かったし、と話はつきません。
でも、最近は誰もお気に入りのテレビ番号がない状態で、キムタクの「CHANGE」の最終回(14日放送)が関西地区で平均視聴率30・0%、関東地区で27・4%をマークしたなんて事がニュースになっていたようですが、誰も見ていないのが判明。
いったい、誰が見ていて30%もの視聴率が稼げたんだ、不思議だ、視聴率調査会社の陰謀か?、などとおじさんたちの良い酒の肴です。
2011年から地上デジタル放送に全国一斉に切り替わる方針ですが、わざわざそのためにテレビ買い換える人いるか、というのが結論になりました。
地デジについて、ちょっと調べてみました。このようなときは世界各国の状況を見てみるのが一番判りやすいですね。
世界中で、実際にアナログ放送を止めたのはフィンランドだけで、アメリカも韓国も延期を強いられている。
イギリスでも、地デジの普及率は半分ぐらいで頭打ちで、地域的に電波を止める実験を開始した程度だ。
またイギリスと同じように、地上波の普及率も頭打ちになる可能性がある。これまでテレビは放送局の独占だったが、ブロードバンドという競争相手が出てきたからだ。

地上デジタル放送FAQ参照
世界的に見ても、悲惨な状況であり、そもそも高速ブロードバンドで動画の配信が始まっているわけですから、地上デジタル用のテレビ等を膨大な費用をかけて日本全国に建設することすら、ナンセンスなわけです。
またぞろ、現在の既得権を持っている連中が必死に権益を守ろうとして政治家や総務省などの官庁を動かして強引に施策を進めようとしているようですが、今の状況でアナログ放送をやめて、地上デジタルなんかをやったら、テレビ視聴者が半分以下に減りますよ。
テレビ局も企業の広告費削減のあおりを受けて、売上高が落ち込み株価も低迷しているようですので、地上デジタル移行で、ひょっとしたら倒産するところも出てきそうですね。
まあ、これからも政治家、官庁、業界、三位一体で色々と悪あがきはするんでしょうけど、テレビ塔建設なんぞに税金投入などをやったら選挙で痛い目にあわせるよ。

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