日記(3)

私が購入したのが、モトローラー社の「スピードマスター」というマイコンです。
参照 山田の里 さん
これは木製の箱の中にボードを格納して、表示用の8桁セグメントディスプレイと10進数キーボードが上部に取り付けてあるタイプのものでした。秋葉原の顔見知りの店員さんに頼み込んで安くしてもらったのですが、それでも8万円くらいしたような記憶があります。前にも書きましたが給料が12~3万円のころの話です。
他社の1ボードマイコンも同じような価格でしたが、ボードそのものがむき出しで表示用の8桁セグメントディスプレイと10進数キーボードもケーブルでつながったもので、見た目が悪い(変な話ですが、本当にかっこ悪かったんです)ので、購入対象にはなりませんでした。
あとから考えるとモトローラーは68系ですので、全盛を迎えるインテルの80系に比べると最初からマイナーなものを買い込んだわけです。
コンピュータの世界では「一番売れたものが一番よいもの」という格言があります。確かに当時のスペック的には、80系より68系のほうが1歩も2歩も進んでいましたが、いかんせん販売数量が伸びるのは、ご存知のように80系となってしまい、ますます68系はマイナーとなってしまいました。

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