Windows Vista が死んだ日

Windows Vista が死んだ日、なんて大げさなタイトルをつけましたが、Vistaに不具合が出て結局再セットアップしなければならなくなった顛末記です。
購入8ヶ月のWindows Vista搭載のノートパソコンですが、起動がWindows XPに比べれて遅いのを除けば、順調に動いていました。
ある日の朝、ノートパソコンを起動してログインしようとすると、ログインできません。
読込不可の画面
画面が小さいので見づらいですが、エラーメッセージは以下の通りです。
「user Profile Service サービスによるログオンに失敗しました」
「ユーザープロファイルを読込めません」
つまり、何らかの原因でユーザープロファイルが壊れたので、ログインできなくなりました、ということです。
このノートパソコンは自宅で使ってますので、私用と子供用に3のユーザーアカウントを作っています。
ログイン画面
ユーザープロファイルが壊れたのは私のだけで、子供達のアカウントでは問題なくログインできます。
この時は、プロファイルが壊れたのであれば何らかの方法で修復すれば良いのだから、と単純に考えていましたが、実はこれが大変なことに。
「Vista ユーザープロファイル 修復 方法」のキーワードで検索すると、マイクロソフトのヘルプサイトが見つかりましたので、読みながら修復をおこなおうとしたのですが、問題が出てきました。
破損したユーザー プロファイルを修復する
管理者権限を持っているのは、私のアカウントだけだった
そうなんです、子供達用のアカウント権限は「標準」で、「管理者権限」のアカウントを持っているのは私だけ。そのプロファイルが壊れちゃっているので、何も出来ないことに気がつきました。
マイクロソフトのヘルプサイトで説明してあるユーザープロファイルの修復方法によれば、「新しいプロファイルを作成し、ファイルを既存のプロファイルから新しいプロファイルにコピー」すればいいと書いてあります。
つまり、新しいユーザーを1つ作ってから、このプロファイルにコピーしちゃえ!という事なんですが、ところが、「標準権限」のアカウントでログインしている場合、新しいプロファイルが作れないんですよね。(ユーザーを追加する権限がない)
さあ、それからです。ネットで検索した事例を片っ端から試しましたが、何をおこなうにしても「管理者」権限が必要ですが、その管理者権限を持っているプロファイルが壊れているわけですから、何も出来ない
結局、リカバリーCDを使ってのOS再インストールとなりましたが、このリカバリーCDもおかしい、作業が終わってから起動したら正常に立ち上がってきたんでホットしたのもつかの間、ディスクの空き容量が少なくなっているから不要ファイルを削除しろ、といってきます。
そんなはずは無い、まだ20GB以上空いていたはずとハードディスを確認すると予備用に10GBだけパーテーションを切っていたドライブDに、再インストールしたOSが入っているという事態です。
どうもリカバリーの仕方が悪かったのか、ドライブCには今までの状態がそのまま残っています。パソコンの電源ボタンを押すとOSが2つ表示され、どちらかを選択するがめんが出てくるようになったのでおかしいと思ってはいました。
もう、Vista メンドくさ
Vista とはお別れすることにして Windows XP に移行することにしました。
ネットで先進的な試みがドンドン起こっていることを考えると、個人で使うパソコンでOSを何にするか、なんてたいした事ではように思います。
例えば、文書作成や表計算、プレゼンテーションなどExcelやWord、PowerPointに代わるサービスは、Googleドキュメントを初めとしてあちらこちらで始まっています。
StartForceのようなネットの向こう側にパソコン環境を持てるというか、ディスクトップをもてるサービスなども出てきています。
startforce画面
ちょっと小さくて見にくいと思いますが、これはパソコンのディスクトップ画面ではありません。ブラウザ(FireFox)でStartForceにログインして、StartForceに準備されているブラウザでGoogleのサイトを見ているところです。
このStartForceには、スプレッドシート、ライター、テキストエディタなどのStartForceの中で使えるアプリケーションソフトが次々に登場してしてきています。
面白いですね。
Startforceアプリケーションソフト
ビジネスで使うパソコンは別にしても、個人のパソコンはブラウザソフトが入っているだけで、ものすごく安価です。なんていう時代が近づいているような気がします。