総務省が携帯フィルタリングサービスの導入を指示

総務大臣が昨年の2007年12月10日に携帯各キャリアに要請をおこなったようですね。
モバゲーを運営するDeNAの時価総額は1500億円毀損、携帯フィルタリング導入政策の大きすぎる波紋
記事によると、有害サイト(アダルト、出会い系)へ未成年が待っている携帯電話からアクセスできなくするための検討会を昨年12月からはじめていたようですが、総務大臣から急に要請があって、各キャリアがすぐに対応し始めた点に問題があるようです。
確かに、子供たちが有害サイトにアクセスするのを防止する処置は望むところですが、各キャリアの対応をみると、公式サイト、つまり自分たちが認めているサイト以外はアクセスさせないということで、勝手サイトと呼ばれている一般サイトへのアクセスをすべてフィルタをかけて見れないようにする処置となっているようです。
たくさんの若者たちが会員となっているモバゲータウンなども規制の対象となりますし、勝手サイトの中にも優良なサイトはある訳ですので、一律にこのようなフィルタリングをかけるのは無謀ではないかと思います。
このフィルタリングサービスを外すのは、親権者が同意しなければならないとありますので、デフォルト(最初から設定してある)でフィルタリングサービスがかけられた状態です。
すでに使っている未成年の携帯にも、このフィルタリングサービスがかかってくるはずですので、郵便などで通知する手はずとはいえども見逃すケースは多いと思います。
携帯サイトで若者向けの商品などを販売しているショップなどへの影響は大きいでしょうね。中には経営が成り立たなくなるケータイショップなども出てくるはずです。
どうして、このような重大なことが1省庁の権限だけでできるのでしょうか。
個人的には、携帯のスパムメール対策を本腰をいれてやってもらいたいんですが。スパムメールを受け取るだけでパケット料金がかかるのは本当に腹が立ちます。
精度の高いスパムメールフィルターを早く設置してもらいたいんですが、パケット料金の減収となることには不熱心ですよね、各キャリアとも。