ライブドアの強制捜査と阪神淡路大震災について

もういやになってきた。
何がって? 日本の大手マスコミですよ。
1月17日は、阪神淡路大震災が発生した日であり、耐震偽造問題での重要人物であるヒューザーの児島社長の証人喚問の日でもある。
阪神淡路大震災でなくなった方、6401人、負傷者40,092人、家屋被害448,930世帯という大地震が起こったのが1995年1月17日なのです。
この阪神淡路大震災で倒壊した家屋の中にも、ひょっとしたら耐震構造に問題があったのではないか、と思われる倒れ方をしている物件が少なくなかった訳です。
したがって、今回の耐震偽造問題は過去から現在に至るまでの建設業界全体の問題であり、これをきっかけにして建物の耐震検査のやり直しや手抜き工事の撲滅、つまり検査制度を1から作り直す良い機会でもあるのです。
そこに、突然東京地検の強制捜査というニュースが16日の夕方飛び込んできた。
夜になってからの強制捜査なんて、今まで聞いたことが無いよ。
これ、17日という日の震災や偽造から目をそらさせる目的にしか過ぎない事はわかりきった事じゃないですか。
にもかかわらず、新聞、朝のTV番組、すべてライブドアの話題ばかり。
1社でも、阪神淡路大震災や証人喚問をトップに持ってきたところがあるか、1社も無い。
政界も業界も関連団体も耐震偽造問題から目をそらさせたい、と思っているのは明白なのに。
本当に、小泉政権になってからマスコミ操作が激しすぎる。その操作に簡単にマスコミがのっている。
10年前だったら、ニュースの取得方法も新聞やTV、ラジオ、雑誌くらいしか無かったから判らなかったこともインターネットが普及するにつれ、色んな情報が容易に手に入るようになってきている。
勿論、偽情報もたくさんあるけど、それは取捨選択すれば良いだけの事。
17日という日が特別の日であることを書いているブロッガーの人たちもたくさんいて、その人たちの記事を読むとマスコミを使っての「目くらまし」であることを書いている。
今回は特に、そのような記事が多い。あまりにあからさまにマスコミ操作をやると次の選挙が怖いよ。自民党さん、公明党さん。