ヤフーオークションの情報商材について

いくつかネットショップを運営されている企業のコンサルをしていますが、ヤフーのオークションは完全に無視できないところまで来ていますね。
ちょっと古い資料ですが、2003年のヤフー株式会社の売上は175億円で、オークション事業部は48億円で前年同期比80%増だそうです。
オークションでは、落札金額の3%をヤフーがシステム手数料として徴収することになっていますので、単純に計算するとオークション全体の落札金額は1600億円となります。
この他にも、オークションでは出品手数料であるとかオークションショップの出店費など収益は色々あるようですが、いずれにしても凄い金額がヤフーオークションという「市場」で動いていることは間違いないわけです。
これだけの「市場」であれば、相当数の人が集まっている(アクセス)わけですから、商品を出品して儲けるというよりも、単純に広告と割り切ってしまうこともできます。
わたしのクライアントさんには、最初の段階では商品広告としてオークションを利用しましょうとお勧めしています。
昨年、このオークションの出品カテゴリーに「ペット、生き物」と「情報」が追加されました。
「ペット、生き物」には「両生類、爬虫類」のサブカテゴリーもありますので、蛇やトカゲなどもオークションに出品できるということです。
サイトを覗いてみると、現状すごく出品数が少ないので、このあたりを商売にされているお店は今がチャンスでしょうね。
「情報」は情報そのものを商材として取引できるようにしたものです。
     情報を商材にする!!
それは何のことと思われるかたもいらっしゃるかもしれませんが、誰でも知っているような情報、例えば、今日本では「韓流ブーム」でヨン様の写真集が大変売れています、とかは情報商材にはなりません。
誰も知らない事で、その情報を得ると「得する」「楽しむ」「自慢」できるようなものが情報商材となるわけです。
実際にヤフーオークションのカテゴリー「その他」に「情報」というサブカテゴリーがありますので、一度覗いてみてください。
通信販売でタダで商材を入手する方法
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年収500万円オークション情報
あるはあるは、4000を超える出品がされています。中には、「私はこの方法で年収1億円になりました」などという普通の人であれば「馬鹿言うんじゃねー」と怒鳴りたくなるような情報商材を出品している人もいます。
普通に考えれば、そんなうまい方法があれば極秘にして誰にも教えるはずがない訳ですが、出品価格を見ると5,000円とか6,000円とかになっています。
変ですよね、誰が見ても!!
当然、落札しないと情報の中身はわからないわけですから、他のオークション出品物と情報商材が大きく違う点は、ここにあります。
他の出品物の場合は、写真があったり詳細な機能や性能などの説明がきちんとあれば、入札する人も多くなるわけですが、情報商材の場合は、詳細に説明できるわけがありません。
したがって、落札後に送られてきた情報商材の中身を読んで、がっかりしたり、だまされたと思ったりすることが多いような気がします。
ある人に聞いたところの話によると、情報商材の中には「朝の1時間だけで10万円になる」などというものがあるそうですが、中身は「大学病院など規模の大きい病院の診察受付を代行する」というものだそうです。
確かに、9時前から診察受付はしていますので、早く受付してもらえば病気の人は助かるのは事実ですが、受付代行を依頼してくれる人を合理的に無駄なく探すには、色々と方法を考えなければなりません。
その方法も書いてあるんでしょう、と聞くとそこまでは書いていないという話です。
情報というものが商品になる時代が来て、とうとうオークションでも取り扱うようになった、というのは良いことなんでしょうけど、「つまらないもの」や「騙し」が横行するようでは、こちら側が賢くなって真贋を見分けられるように努力しなければならないことになります。
前の日記(架空請求をビジネスとして考えた)にも書きましたように、ネット社会は反面騙されないように努力しなければならない社会でもあります。
大昔から、人は騙したり騙されたりしてきたのでしょうが、ネット社会になるとその頻度が全然違うと思うのは私だけでしょうか。